@大阪

昨日出張先から直接実家に帰ってきたのでこの日は実家でのんびり。
とはいうものの風邪引いているので安静にしている。

なんて事を言いながら大阪歴史博物館で開催しているトルコ三大文明展を見に行く。
ヒッタイト帝国とビザンツ帝国オスマン=トルコ帝国の三文明だが、陳列内容から見るにヒッタイトオスマン=トルコがメインである。そもそも今のトルコ共和国からすると今のイスタンブールコンスタンティノープルと呼んでいたことも聖ソフィア大聖堂もギリシア正教会の影響が感じられるから陳列するのもいやなのかもしれない。
なぜならビザンツ帝国時代の陳列は驚くことにヘレニズム時代やローマ帝国初期のものが多く、ビザンツ文化を代表する物はとても少なかったからである。
有名なユスティニアヌス帝とその臣下たちの壁画のコピーでもあれば良かったのだが。もっともセルジューク=トルコゆかりの品などもないのだからそれでいいのかもしれない。当然のことながらクルドアルメニア関連は御法度らしい。

ちなみに行った理由の一つは、妹と私の暗黙の了解で
篠原千絵の「天は赤い河のほとり」のファンだからというもの。
ちなみに妹はこのまんがを通してしかヒッタイトを知らないのだから世界史選択者の記憶は必ずしも有効に働かないようだ。
余談だが別に某同人サークルのカディシュ同盟や「ヒッタイト」さんや「ラムサス2世」さんとの関連性はない。

しかしひどい人出だった。メインが装飾だらけの短剣というのは大阪向きだが、
一番最初にやるべきことはトルコが何処にあるか明示することのような気がした。
多分あの空間にいる人の半分はトルコの首都がアンカラであることもしらない。