初出社

というわけで年明け早々中期計画に悩まされる日々。
とはいえ新年早々仕事を進めようにも実のところ資料がそろっていないので進められるところが限られている・・・
それをいいことにさっさと帰ってひぐらす!
ようやく皆殺し編おわった。
これで明日本郷弥生にネタばれされる危険が去ったと思い安堵。


以下ひぐらしのメモ及び感想につきまだプレイしていないであろうあんでぃとおきた読むの禁止。
てりーはプレイ後読むべし。






今回のひぐらしは昭和58年6月で必ず惨殺される梨花ちゃんの視点で話が進められる。
梨花ちゃんは記憶を毎回蓄積しながら事態の打開を目指すというほかのキャラと異なる動きをしていることが特徴である。
他のキャラは基本的には前回までの記憶を受け継ぐことは稀でその場その場でサイコロを振りなおすTRPGのような動き方をするとされていたわけだが、梨花ちゃんだけはこれまでの経験を死の直前を除いて100%生かしながら対応可能である。
今回追加された主な情報は、


・出現確率の高い、つまり元々人が強い意思を持って行おうとしている事態は起こる可能性が高いという事実
・上記の事実は確率が高いにすぎず、絶対的な運命は存在しない。
・困難な状況は仲間とともに考え、状況を打破できると信じることが必要である。
・おやしろさまは萌えキャラで名前は羽入、永遠とも思える月日を過ごすも自分を知覚できる人間はもはや梨花ちゃんだけで ある。(それさえも八代待ってようやく出現した)他にもごく稀に知覚できる人間もいるが、それは雛見沢症候群の患者であり、知覚過敏・疑心暗鬼を伴っており早晩狂う。
・おやしろさまは話し相手の梨花ちゃんの精神が死ぬことを最も恐れており、ために期待・失望を繰り返すことで精神が磨耗することを避けようと梨花ちゃんに助言する。
梨花ちゃんはこれまで百年昭和58年6月までの人生を繰り返しているが、死後リセットされて戻ってくる世界は徐々に昭和58年に近づいており、あまり時間をさかのぼることができなくなってきている。ちなみに今回は二週間である。
・「東京」と呼ばれる機関の存在。元々は戦前の体制復帰を掲げる右翼的地下組織であり、政界・財界に大きな勢力を持っていたものの、時の流れとともに設立以来の重鎮は死亡、現在は現体制での勢力拡張に動く若手が主導的である。
・「東京」の中ではかつて核兵器にかわるBC兵器の開発を進めており、戦時中の雛見沢症候群の研究を復活させてウィルスにより集団凶暴化・自傷を誘発する兵器の開発にこぎつけた。しかし時代の要請に適合できなくなった為、兵器は破棄の方向となり、研究は雛見沢のウィルス根絶へ動き出した。兵器の開発・ウィルス根絶に動いていたのは雛見沢の入江診療所であり入江機関と呼ばれる。そのお目付け役が特殊部隊山狗をかかえる自衛隊所属の鷹野三四三佐であり、季節ごとに東京から通達を行うのが富竹ジロウ二尉である。
・「東京」内部では戦前体制への回帰を叫ぶ守旧派が兵器開発推進派であったが、最近守旧派の大物が逝去したことを契機に予算縮減を実行に移した。問題は現状が兵器開発の痕跡を隠蔽する為にウィルスの根絶を実行に移す段階であったことにあり、入江所長が予算をめぐって反発していることが鷹野三佐の計略に利用された。
・鷹野三佐の作戦では、まず富竹二尉をL5(雛見沢症候群末期症状)を引き起こすウィルスを注射することで暗殺、自身も適当な死体を自分の死体に偽装して発見させておやしろさまの祟りと鬼隠しを再現する。その後、梨花ちゃんを暗殺し雛見沢症候群の女王理論(雛見沢症候群の特徴としてフェロモンのようなものをだす女王が存在し、女王は周囲から崇拝されるが女王が死ぬと集団はL5の状態に陥って崩壊するというもの)を理由に雛見沢を集落ごと抹殺する。
一見「東京」の研究の隠匿の為の作戦に見えるが、それならば「東京」にウィルス根絶の必要性を繰り返し説明することで本来隠匿可能であった。今作戦が鷹野三佐の独断でないならば、雛見沢大災害は「東京」の都市沈黙作戦用の訓練の一環と思われる。
・鷹野三佐は自らがおやしろさま=祟りを下す立場となることを目標としている。
梨花ちゃんは詩音に殺されたとき以外は鷹野三佐に殺されている。詩音に殺されると雛見沢大災害は発生しない。
 「女王理論」が利用できない為である。これは綿流し編目明し編の場合である。


まず謎は全てが解かれたわけではない。三四がおやしろさまになろうとしたことはわかるが、彼女が他のシナリオで見せ付ける数々の珍説奇説の類は単なるフェイクなのか?その割には真に迫ったシナリオも存在する。
おそらく三四は戦時中の雛見沢症候群研究者の孫に当たるが、女王理論は地球の裏側にまで行った雛見沢出身者が発症していないことや、祟り殺し編などで興宮など鹿骨市在住の雛見沢出身者が死ななかった(一部発症した人々はいたが)ことから仮説の「致死性」は誤りないし誇張されている。
そして雛見沢大災害の引き金を引く「東京」側の理由は明確でない。私は都市沈黙作戦用の訓練の一環程度にしか考えていない。女王理論が隠れ蓑になるから。
今回最後におやしろさまも生き残ることを信じていれば昭和58年6月は乗り越えられたという。
おそらくそのシナリオでは大石も死ななければ、富竹も死なないのであろう。全員協力型のシナリオだろうから。
富竹が死なない方法は梨花ちゃんが富竹にワクチンをうっておくことである。ただし富竹の死体がでなければ三四は必ず二の手を打つことからやはり富竹の死を偽装する必要がある。首をかきむしって死んだように装うしかないだろう。富竹は赤坂よりは役立つかもしれないが、対「東京」の切り札としては有効でない。彼は「東京」が作戦中止することをはっきりさせないと姿を見せることもかなわないのだ。
祭囃し編が楽しみである。またひぐらしの話でも日記にかこう。