正しいあらすじ?



立喰師とは蘊蓄たれたり難癖つけたりと話芸で相手を圧倒し金を払わずに店を出る「芸」をもった軽犯罪者である。このアウトローたちは「ワザ」の部分で尊敬に値する部分が必要とされアンダーグラウンドのヒーローとして伝説化されてきた。
戦後間もない日本は貧しく、道端で立ち食いするおじさんたちは日常風景であり、安保闘争東京オリンピック・学園闘争・万博というイベントを通過する度に日本は変わり押井作品の特徴である「野良犬」の排除とともに立ち食いもまた排除され店内へと押し込まれた。しかし戦後タイプの立喰師たちは滅んでも立喰師はその時代にあったスタイルをもってよみがえってきた、これはそのドラマを山ちゃんこと山寺宏一の語りで述べられるドキュメンタリーである(嘘)


ちなみにキャストはこれまで押井作品に関わりのあった人たちが被害者好演している。ちなみに庵野監督の使い方が秀逸。あのウ○ト○マンは一見の価値有り。
あ、私が気に入ったのは「予知野家」(いや過去本当に潰れたし)、「ハンバーガーの哲(川井憲次)」のロッテリア襲撃(ロッテリアは実名オッケーになったらしい)、「ちゅからー(河森正治監督)」 いやー山ちゃんの2時間の語りを聞いているのも楽しいが、笑えるところで散発的に爆笑が発生するのを聞くのも楽しい。もっともなぜか結構来ていたカップル達は当然寝息を立てていたのだがw