訃報

コミックマーケット準備会の米澤代表が亡くなったそうだ。
まだ若いのにと思ったら肺癌。そういえばおたくには珍しくヘビースモーカーだった。一昨年亡くなったイワエモンはタバコと無縁だったが肺癌だった。
代表は今年の夏コミでも姿を見せていたので寝耳に水だった。
26年間の代表お疲れ様でした。そしてありがとうございました。


とりあえず三人代表制へ移行するそうだがコミケは今後どうなるのだろう?
今までも89年の宮崎事件やそれに伴う90年代初頭の性描写の規制強化の荒波は忘れることができない。あの当時まんがであっても修正は異常なほど大きくまさしく「白い」まんがだった。風の噂で幕張からコミケが追放されて晴海に戻ったと聞いたときもホッとしたというより不安感が残った。
90年代中ごろから著作権が問題になったときもコミケは企業スペースを設けて企業をとり込むことで先鋭化することを防いだ。
同人誌専門店の登場による地位低下の心配も全てのジャンルを擁する巨大な見本市であるコミケの存在感の低下には繋がらなかった。むしろこれを逃すと購入不能になるというリスクの低下を生んだため、安全弁として専門店は共存しそうである。


今後の心配は最大の敵である知事のしんたろーくんに対抗して有明にとどまり続けることができるのか。そもそもコミケは存続し続けられるのか。
主催者側から崩壊しないことを祈るのみである。