株不調

結局今週は一週間かけて上昇した分をほぼ帳消しにしてしまった日経平均が示すように決算発表を通り抜けようとするところで相場は動揺している。
私はさらに動揺していてJFEはヒット&アウェイで利益確定をしたものの、コマツは一本調子で上昇しないと見て少し上がるたびに利益確定しては後場終了直前で買うという繰り返しを行っている。
川崎汽船は好調なので問題ないのだが、日興コーディアル住友ベークライト日本軽金属が問題。


日興コーディアルは会社予想とほぼ同値の中間決算だったのだが、前年同期で48%悪化しているのを嫌気して下落。しかし年初来高値から3割安い今の状態が特に高いわけでない。この株は1,250-1,550円の間を行ったりきたりする銘柄である以上下落局面に入ったということなのかもしれない。
購入価格が高いので処分に困る銘柄のひとつである。


住友ベークライトはもはや仕手株である。売り残が多く、信越化学などの他の半導体素材メーカーが株価好調なのにこちらは低迷している。
1,000円突破を狙っているのだがなかなかうまくいかない。
11月相場で上がればよいのだが…


日本軽金属非鉄金属の好調さを表している企業の一つだが、どうもうまくいかない。300円台に復活するのはいつのことやら。


来週は本日中間決算発表を行った松下が上がるかどうかが私的に問題となる。業績は会社予想通りなのでサプライズがあるわけではない。しかしこの銘柄は実のところ10月上旬に日経平均が上昇したときに上昇した後、既に下落局面に入っている。つまり「元々中間決算で期待されていない」
コンサバティヴな業績予想がそのままであることそのものはかえって安心感がある。プラズマで勝者となり、次世代DVD規格でもブルーレイ陣営のトップになることが確実になっているこの会社には元々先行き安心感があるのだ。株価2,530円が2,800円になるのは先のこととなっただろうが、月曜日には2,600円を回復してほしい。逃げたいから。