バンダイビジュアル動く

8月から3ヶ月にわたり下落局面を演じてくれたバンダイビジュアルがようやく反発した。
アニメ業界の企業はバンダイビジュアル東映アニメーションを除くと業績は総崩れでGDHやウィーヴは下方修正発表直後はストップ安を演じた。
ただ業績の下方修正金額が大きい最大の理由は会計事務所が会計監査を厳しく資産査定するようになったことにある。
つまり一向にアニメ業界の収益性が向上しないことから過去の作品の資産価値を減損する傾向にある。今後は減損リスクが減少することから来期以降はこの暴落は演じないと思いたいがはてさて…


ちなみにバンダイビジュアル東映アニメーションが例外と書いているのはこの二社はそもそも収益を、とっくに償却したガンダムドラゴンボールに依存していることによる。バンダイビジュアルは今期製作ソフトとしては端境期にあたっているが、ファーストガンダムのDVDBOXを出すことでカバーしている。東映アニメーションは昨年度にドラゴンボールの北米でのゲーム権利を売却したので今期は収益が減少するものの、当初計画を達成見込みである。こちらは版権事業の収益をセグメント表示する際に作品名で表記しているのが面白い。


それはともかくこのバンダイビジュアル。さすがに株価が300,000円を割ろうとすると買い支える投資家がでてくる。今週にいたっては300,000円のラインには常に分厚い買い板があった。信用買いが急増していることから個人も大量に買い仕込みを行っているが、ファンドによる買いが入った可能性がある。なにせこの銘柄も外国人投資家は多数存在している。
PER20倍を割っている現状なら買い推奨で問題ないと思うが私も現状で54株保有と結構買いを膨らませておりこれ以上買うことが難しくなりつつある。資産が1月実績まであと8Mにまで回復したので信用建余力は復活したのでさらに買い向かうのも一案だがどうしたものか。ちなみに当初計画では100株まで購入することを試案にあげていたが、さすがに資金がないことに気づいた。今後買い増した場合には380,000円ラインを目標に売却することにするならばそれも一手か。上限は100株とする。
ちなみに昨年には東証一部への格上げ効果で60万円にまで株価が上昇したがそれは今年にはありえない。上がってくれるなら勿論言うことはない。
目標株価は45万円とする。