帰京

寝正月も終わりを告げ帰還。
とりあえずお土産買って〜ということより大変なのが荷物


一応同人誌は評論系以外は持って帰ってきた同人誌については読みきった。
評論系も株の同人誌は読みきっており、昨年はコミケに参加する個人投資家は手痛い打撃を受けたことが良く分かる。
なぜなら2005年の冬コミで買った同人誌には
GDHはまだまだ上昇余地があります!」
IPOは絶対勝てますよ!」
「IBダイワで勝負しています!」
とかおよそ大型株で勝負する人間がおらず、2006年の中小型株の下落っぷりを考えると、大概のオタ個人投資家は損失計上したはずだからである。


他の評論系は歴史関連。前回買ったドイツ30年戦争のシリーズの続きを買っていたのでそれを読んでいたが、読み応えがある。
しかしデンマークの敗退と帝国軍の跳梁、ついでスウェーデン国王グスタフ=アドルフの活躍に至るまでに8冊も刊行されていてはなかなか進まないのもまた道理。ようやく次刊でグスタフ=アドルフが戦死するところだ。
歴史もので面白いのは次のストーリーが不明でわくわくすることでなく、「既に知っている出来事に至るまでの経過の盛り上がり方を楽しむ」ことにあると私は考えている。こういうひねくれた人間だと、注目する時代・地域も偏っていて戦間期の東欧とか継体天皇以前の日本史とか春秋の五覇以前の東周とかかなりマイナーである。
というわけで同人誌で探してみると結構ひねくれた人間が多い為かこういうのは見つけやすい。
20世紀の戦争ものだと飛行機万能主義が跋扈しているが、実際には補給がより重要視されていることから空輸専門や鉄道による軍事輸送、トラックによる輸送などが考察されており、そんなものを扱う変なサークルは結構あるものである。


もっとも私自身8年前に発売されたギャルゲーの考察をしているのだからお互い様か。