秋葉原では…

この日は三連休の最後だったので午前中少し片づけして午後には本でも売りに行こうかと考えていたが、昼食を食べ終わった昼過ぎのこと。
なんだかチャット上で騒いでいる。なにごとかと思ってテレビをつけてみると、見慣れた街で事件発生。という感じだったので秋葉原には良く行くけどこのとき現地にはいなかったわけで。というか日曜の秋葉原は騒々しく人が多すぎて買い物に向かないので避けていた。


日曜日といえば万世橋警察署がいつも歩行者天国を警邏しているのは日常風景で、だからこそ5分で犯人を取り押さえられたのだろうが、それでもあれだけの人数が亡くなったのが衝撃的。
以前9年前に池袋のハンズ前で通り魔事件が起きたときもよくいっていた場所だけにショックは大きかった。
やはり日常世界が崩れる瞬間を感じるからだろう。


私はハケンだろうがオタだろうがそんな僻みは犯罪を起こす理由ととして到底認めがたいが、なにより見慣れた街で事件が起こったことそのものがショックだった。
でもこの事件、何の教訓も生むことなくただ歩行者天国を中止して犯罪者を処断してそれで終わってしまう気がしてならない。
この社会問題は格差の拡大が問題でも犯人の特異性が問題でもなく、コミュニケーション不足な上に自己の存立基盤の不安定な連中の増加に対し、社会的にどう対処するかの方だと思うのだが、ネット社会にまで逃げ込んだ連中まで引き戻すのはかなりの困難。どうしたものか?