妹きたる

出張で妹が実家からやってきた。
会議に出張できるぐらい経費が使えるようになったのだろうか。
先月同じ会社に勤めている叔父さんは給料も賞与も削られまくりだ!とかいっていたが。

で、てんぷら食べながら話していたのだが、新居のローンの相談ばかり。

説得内容:
「最低10年固定で借りろ。返済期間は20年で その場合でも繰り上げ返済でできるだけ早めに返済しろ」
「繰り上げ返済しない場合には10年目にほとんど返済できるほどに貯金しろ」

別に私は日本の景気がいきなり回復して短期金利が上昇すると見たわけではない。
日本の長期金利国債増発をとめられなくなった状態下では上昇するのはとめられない。どの政党が政権をとっても消費税増税へ踏み切ることは困難で、法人税所得税増税へ転じることは困難だからだ。
つまり今後起こるのはスタグフレーションであり、70年代後半から80年代前半の米国並みの悪性インフレが想定される。
長期金利上昇が出発点でしばらくは不景気に基づいて短期金利を日銀が押さえ込むもスタグフレーションの実態を重くみていずれ引き締めに向かう。こうして短期金利も上昇する。
ローン金利が10%にでもなれば変動金利でローンを組んでいたら致命傷である。

あと、ファミリータイプのマンションなら新築は投売り価格のものを買うならよいけど中古はまだ下落しておらず割高だと説明。
どうせこの不景気はあと1年以上続くからね。消費の盛り上がりは失業率が上昇し、個人所得も減少している世の中ではありえないから。

そんな話をすると妹は考え込んでしまった。実際今販売されている新築マンションは地価の高いときに取得した土地に結構設備に金をかけてつくったタイプが多い。ただ一戸建てと異なり、マンションは一戸あたりの土地が高層になるほど少なめで土地と建物のどちらの費用が本来コストを左右するのか?という疑問に関しては私もよくわからない。うーむ。