解散総選挙へ

ようやく野田首相が明後日の衆院解散⇒12月総選挙を決めた。
「維新の会」や「国民の生活が第一」ら第三極と呼ばれる政党の選挙準備不足なうちに選挙へ突入させようというもの。
自民党の総裁選からも日数をある程度あけておくことで自民党の勢いも一応殺ぐことができるとの読みなのだろう。
喧嘩のやり方としては消極的だが悪くはない。ただ勝つことができない戦いである。
民主党は小沢を追い出したような純化路線をこれからも行ってある程度政策の一致点を見出すようにするだろうが、
党としてやりたいことは既に見えなくなっている。今回の選挙で衆議院の勢力は壊滅的打撃を受けるだろう。連合の力でどうこうするには今までの国民に対する背信行為は致命的なところにまで到達してしまっている。

15年前、新進党が解党して民主党野党第一党になったように、民主党解党的出直しをして新たに政権を担える党をつくるべきなのかもしれない。
しかし「生活」より主張がわからない民主党が生き残れるかどうかはかなり疑問である。
今の状態なら自民は単独過半数となり、民主は60議席ぐらいにまで落ち込むのではないか?
生活はこのままでは消滅に向かう運命だし、維新は比例票は取れても小選挙区の候補選定が進んでいない。
石原都知事がどう動くかということと、小沢が何か一発逆転を狙ってくることが今後の注目点か。