今日は株価

最近株価が上昇している。(日経平均株価ベース)これ自体は悪いことではない。

しかし私は1月中旬から3月初旬にかけて下落すると想定していたので、持高を少し減らしていた。
結果は1月下旬から機関投資家の売りを個人投資家と外国人投資家が買いでこなしてしまい株価は持ち直してしまった。
確かに鉄鋼株と海運株の上昇、ハイテク株の反転で含み損は一掃され含み益に転じた。返す返すも住金株の持ち株を25,000株→15,000株に減らしたのは痛かった。
まさかこの時期に170円まで高騰するとは思っていなかった…
実際130〜140円のレンジで動いている時期があまりに長かったので、いくら業績がよかろうが(繁忙期が来年度も続くことは元々分かっていたことである)、今の時期に上昇する要素があるとは考えていなかったのである。

今できることは
1.自分の間違いを正すべく今からでも上昇しそうな株を物色して購入する。
2.間違いは認めるが、資金を株に振り向けるリスクは負いたくないのでスルーする。
3.この上昇は一時的なものとみて3月上旬まではやはり下がると考えスルーする。
4.この上昇が一時的なものであろうが勝ち馬にのって短期狙いの銘柄を購入する。

のどれかであろう。
昨年末に狙っていた藤田観光は自分の予想外に急速に上昇してしまい購入したくない水準となった。370→480円
鉄鋼株を今買う勇気はない。海運株もしかり。今持っている分で充分だ。
すると新興企業の銘柄の選別にかかる必要が出てくる。

短期勝負ならライブドアニッポン放送株をめぐりこれからも乱高下する。
しかし、あの銘柄の危険性は今回に関してはニッポン放送株のTOB失敗でなく、800億円のCB発行である。450円の転換価格では全部転換すると1.78億株もの株式が増えることになる。これは一株当たりの価値の目減りを意味するし、なによりライブドア1/4の株式の取得となり、ほりえもんに継ぐ第二位の株主となりうることを意味する。つまりほりえもんは将来の自社の乗っ取られる危険性を知りつつ大博打を打ったわけだが、それだけニッポン放送株の魅力は高いと言うことだ。あの株は収益性は低いが資産価値が高い。もっともTOB合戦のおかげでPBRは1倍を越えた。ほりえもんの信条というか資産膨張政策の大本、PBR1倍以下の銘柄を購入するという作戦からは逸脱し始めたことを意味する。ただ巷で言われている村上ファンドとの提携は不可能だろう。村上ファンドから株式を購入した可能性が非常に高いからだ。外国人株主から株式を購入したと言われているが、それだけではいきなり35%の株式をいきなり手に入れるのは困難である。
それまでに買い集めていた株式があったというが、実際それまでに購入していた株式など数%ぐらいに過ぎないはずである。あらゆる投資機会を考えて現金をできるだけ置いておきたいのが彼の投資戦略である以上、いつ実行に移せるか分からないニッポン放送株買収に全力を傾けていたとは考えにくい。
CB発行を行えることが明らかになり、振り込まれたらすぐさま購入する算段を1ヶ月前ぐらいに整えたのだろうから、昨年末ぐらいしか動けやしなかったはずだ。会計ソフト会社弥生を買収するぐらいがこの会社の規模として順当なところなのだ。

ここまで考えてやはりこの銘柄は投機性が高いから買いたくないという結論になる。
少なくとも失敗したときの痛手が30万円を越えそうな場合には投資しかねる。
買っても2,000株なら特に買う必要もないか…

すると今までやってきたアニメ関連株だとバンダイビジュアル創通エージェンシーも上がってしまったし、
まんだらけもあまり購入したい水準でない。500,000円なんて株価はあの会社にふさわしくない。
400,000円割れに戻って欲しい。しかしあの会社が実は成長株であるという意見には賛成である。
在庫管理が向上してきており、主に女性向けの流行を追えるようになってきた。
おそらく来年には流行の創作を模索するだろう。とらのあなの男性向けにおける成功を苦々しく思っているのはK-BOOKSでなくまんだらけであるはずで、まんだらけは女性向け市場で充分に対抗できるのだ。