銀色の髪のアギト

その後池袋へやーはまさんと銀色の髪のアギトを見に行く。
そうあのTVCMでは
「とぅーらー」となにやら女の子を棒読みで呼んでいる例のアニメである。
現地についてみると予想通り客数が少ない。
我々は「GONZOが数字でアニメ制作の実力のなさを露呈する作品となる」との予測を立てていたので元々期待薄であったからそれについては思うところはなかった。話題作でないのだからもう少し規模を絞ればよかったのに。もしくはTVCMばかりに頼るのではなく、業界関係者がこぞって絶賛しているような情報を流すほうがまだ有益だと感じられた。TVCMはCGのきれいさは伝わっても声優のヘボさばかりが目だってCMが段々辛いものになってきていたのだ。
あっ歌手のイメージビデオだったというなら文句言わない。


ちなみに私は直前にチケットヤで前売り券を買ったので被害は最小にとどめたと自負しているw


視聴中・・・


終了。
感想かくのいやだなぁ・・・単なる駄作です。
CGはきれいです。国内で作ったと思われる部分は。途中中国電影集団が作ったと思われる箇所との差異が際立っていた。もう少し上手に隠せばいいのに。
そしてこの作品についていえば駄作と投げ捨てる理由は映像側にあるわけではない。
ストーリーと演出と声優である。


ストーリー
地球緑化計画という環境プロジェクトを立ち上げている未来、月で実験中失敗し、月が半壊して地上も多くが荒野となり、意思を持った森が地上に点在する世界。人間はその襲い来る森とどうにか接しながら点在する森に近い元都市であった廃墟に町を作って居住している。
・・・どこのナウシカラピュタかそれとももののけ姫かと思う世界設定。まぁそれぐらいよいか。
森の力を授けてもらったアギトが過去からステイフィールドで眠っていたトゥーラを助ける為に、過去に地球緑化のために作ったシステムを起動しようとする過去からの眠りから目覚めた科学者の暴走を止める話。
・・・やっぱりナウシカ?なんか森を焼き払うとかいっているし。巨神兵がシステムに変わっただけ?
そしてマグマで動くシステムを起動すると山ごと動き出す。ハウル


演出
序盤は世界観を説明する為に一生懸命動かしている。が、動かし方が、「これ未来少年コナン?」って状態。特に水の中に飛び込んだあとの動かし方が。
いくら映像がきれいになっても根本的に進歩がない。
ていうか企画を通すために
「宮崎監督のジブリアニメのような作品を作って見せますよ!」
ナウシカラピュタもののけハウルも全部やりますよ!」
とか言ったとしか思えない。


別に目新しいことを何かやって欲しかったから文句を言っているわけではない。
話のつなぎ方もへたくそで最初は世界観を説明するのに多くの時間を費やすくせに途中から話が展開し始めると唐突に話しが進んでいく。トゥーラはなんでこの森に攻撃される世界が許せなかったのかもう少し描写しろよ。
単に普通に映画として出来が悪い。


総合的に判断するとGDHのアニメ制作能力は劇場用アニメとしては疑わしい。
株価に影響が及ばねば良いが。