in京都

実家に帰っていたのでせっかくだから秋の京都へ行ってきた。
今回は東山の北にあたる白川を中心に散策し(といっても結構北の方だが)た。
よく歩き回ったのでその後食べたうどんが旨かった。
やはり関西に戻ると味にほっとする。
夜もすき焼き食ってほっとした。


…食べた記憶しかないと思われるのは癪なので散策場所は記載しておく。
まず京都に出てから地下鉄で松ヶ崎まで北進し、そこから徒歩で曼殊院へ向かった。
途中高瀬川をわたり京福電鉄修学院駅を乗り越えて白川通りをのんびり歩く。
曼殊院門跡寺院で展示内容もそれ相応であり、庫裏の他に上の台所があり上客の対応を行っていたらしい。
献立を見ると結構うまそうだったので腹が減ってきたりするわけだが。
次の圓光寺では庭も散策したが、売りは(失礼か?)日本印刷史上画期的な木版印刷の木活字である。
当時は六韜三略貞観政略などを印刷したそうだが日本では江戸時代「活字」は一般的ではなく(圓光寺の木活字は江戸時代初期の珍しい例)、印刷はもっぱら版木(一ページまるごとを木に彫って印刷する)による印刷であった。これは日本語を表記するには漢字とひらがなが必要な為、かなはともかく漢字の数の多さは、印刷が一般的でなかった時代には活字による印刷は活字を組みなおす労力がかかることから非効率であることが知られており、結果的に版木になった。アルファベット26文字しかなかった西洋では金属活字が一般的になった時代なので活字印刷技術に関しては日本は後進国であったといえよう。などと考えながらのんびり眺めていた。
東山の詩仙堂では三十六詩仙の部屋を眺めたり紅葉しはじめた庭を散策したりした。漢詩が嫌いだったので半分ぐらいしか詩人が分からなかったが。


昼食後バスで京都駅に戻ろうとしたら雨と混雑で1.5hもかかってしまったがほとんど居眠りしていたのでおっけー?