帰京

実家でやっておくことといえばJOJOを見つけ出して持って帰ること。
とりあえず探してみたらストーンオーシャンは11冊ぐらいはでてきた。後は一体どこにあるのだろう…
見つかった分だけ郵送することにして帰京。


雑談
私は株をやっている関係上、日常的に日経新聞を読むのだが、土曜日は瀬戸内寂聴の奇縁まんだらが面白い。
最近は岡本太郎の話になっているが、その前は明治から戦後まで活躍した革命家荒畑寒村との話であった。
三島由紀夫とかの会も面白かったが、今回はこの話。
寂聴さんが40代の頃にお会いした話とあり、既に荒畑寒村80歳と晩年の話であったが、さすが往年の革命家。

寂聴さんが
『今、先生が一番望んでいらっしゃることは何でございますか』
と聞くと今までと違う一段低い沈痛な声がかえってきた。

『もう一日も早く死にたいですよ。ソ連チェコに侵攻する。中国はあんなふうだし、日本の社会党ときたらあのざまだし、一体自分が生涯をかけてやってきたことは何になったのかと、絶望的です。人間というやつはどうも、しようのないもんですね。この世はもうたくさんだ・・・』

81年に寒村がなくなったとき社会主義者らしく御棺を赤旗で包む「赤旗葬」を望んだ。
遺言には「闘争に使用した古びた赤旗」を望んだのに対し、寂聴さんの句は皮肉が利いていてナイス。