冬コミ三日目

東方が目当てでない人間にとっては決戦な日。
そしてドイツ騎士団領のサークル参加当日である。
朝6時に一般参加のあきばが来訪することで目が覚めた三日目の朝、最後の地図作りを終えると回り方についての動線を細かく描く。
三日目はサークル数が多く、回りきるのも困難であればチェックしたサークルを網羅することも困難である。
私の三日目のチェックサークルは350に及び、買う冊数は250冊を超える。到底無理というのもまた真実か。


8時現地到着を目標にホテルの部屋を後にサークルスペースへ。
到着すると既に本郷弥生が待っていた。
早速店を開いて頒布準備。しかし10年間やっているが本当に変わり映えしない。
今回初めて価格表を作ってみたが、それでも変わった気はしなかった。そんなものだ。
8時半過ぎに見本誌提出も終了し、周りのサークルに挨拶しながら新刊状況を見て回る。
PINSIZEが落ちていたのはショックだったが、当初からWEBでも落ちるようにかかれていたから諦めはしていた。
このため、分担を回る順序は デジラバ→BLACKDOG/OUTERWORLD→ししゃもハウス→UA大作戦→じゃらや
となった。
さて9時半には中央の外周サークルへ出る行列に並びまずはデジラバの行列へ。恐らくここで15分を費やしてその後の分担サークルを30分で終わらせられるぐらいと推定。

10時。開場の挨拶とともに拍手。これを聞くのも今日で最後である。やる気に満ちたところで、外の行列の連中が雪崩れ込んでくる。面白いのは外に出るところまでは整然とゆっくり出てきて(崩れると踏み潰される人間がでるだろうし)、外に出た途端に獲物に群がるゾンビのように我先に目当てのサークルに向けて早足で向かっていくところである。
行列の研究を行っている社会学者がいるならぜひこの光景を研究してもらいたい。

さて私は順調に分担をこなしてながら東4−6を買い進めていき、1−3へ移動してみにゃもとや貸本屋にもいき、さらに最重要チェックサークルを次々と回っていく。
なにせ12時になれば売り子の時間になる為、三日目というのは常に時間との勝負なのである。
10:40には両手一杯に同人誌を抱えてサークルスペースへ戻る。あと01:20で売り子交代と思えば焦りばかりつのる。
後の時間は東4-6に大半の時間を割いてあとで4-6を回る時間を削減することとした。

12:00店番交代。そしてしばらく売り子をしていると買い物を終えて余裕そうな椎原さん登場。
少しの間店番を頼み更に同人誌を買いに走る。
13:00になると本郷弥生と本格的に店番交代。次は14時から店番なので東4-6を先に回り終えておく。
14時。再び店番。この後30分交代で店番を行うのだが、地の利を生かそうにもジャンルは死に掛けており(となりでは数冊はけたら予想外に多いという判断を下している)、
この時間になると恐らくのこり2時間で数冊しかはける事はない。では頑張って同人誌買うことだけ考えようと地図とにらめっこ。
…よく寝そうになる。
14:30 再び出撃。今度は東1-3で知り合いのサークルに挨拶などしながら買い物続行。この時間になるとサークル数が少し減少しているので回りやすくなっているが完売札も結構でている。
15:00 サークルスペースへ戻る。本郷弥生は本当に同人誌を買う量を減らした模様。さすが妻帯者ともなると場所の問題が出たらしい。
私はそもそも読んでみてもういらないと思えたサークルを減らすべきなのだろうが。それをやろうとするとサークルチェックリストの元を修正する必要があるのでかなりの困難を伴う。
春先にでもやらないとね。
15:30 最後の出撃。東1-3の残存部分を20分ほどベタ周りしてサークルスペースに戻り16時の終了時間を待つことに。

16時でC75も終了。終了の挨拶とともに盛大な拍手を行い急いでサークルスペースを片付ける。
といってもドイツ騎士団領は売上が小さいので会計でもなんでもすぐに終わるので楽チンなのだが。
15分ほどで片づけを終了してホテルへ向かう。
ホテルには既に6人ほどが

ホテルに戻ってからは読書会。
しかしお向かいの部屋の人々の挙動が怪しい。
どうやらわれわれと全く同じことをしているらしく、同人誌の分配を廊下でやっているは夜中まで騒ぎ続けるはで迷惑この上ない。
徹夜で同人誌を読み続けるつもりのようだ。しかもツインの部屋に6名ほど篭って。
社会性だけは身につけて欲しいものである。