先週のNECの決算

あれはひどかった。
会社で同業他社比較資料を作成しているときに、弊社関係者各位がそろって
「他人事ではあるが、この会社はどうやって立て直そうとしているのか?」
と疑問に思うほど。

ちなみに子会社のNECトーキンでは本社を神保町から宮城県白石市に移転するという
リストラ策(退職者を振るい落とすためだろうと推測)が強行されている模様。
http://hamusoku.com/archives/6655196.html

主力として残っているのが携帯・企業向けシステム(クラウド含む)・メインフレーム・通信・放送・郵政あたりか。
成長事業として電池と、あと微妙な材料事業としてのキャパシタ(NECトーキン)か。
半導体はNECエレがルネサスと合併して持分法適用会社になり影響は減った。DRAMのエルピーダも影響はほぼない。

携帯は早晩諦める事業だろう。残りは採算があうように持っていくことはできる事業群だ。
NECトーキンは国内の人々がそもそも国内営業以外ほぼいらなくなっている。リストラは過酷なものと
なるだろうが、それをやれば生き残れるだろう。電池は目が出ることはない。NECが電池で他社に優越
している部分などほとんどないはずだ。

IBMなんて目じゃなかったはずのNECはいったいどこに…