うなぎと食パン

http://diamond.jp/articles/-/16993

どちらも原材料価格の上昇を最終価格に転嫁しているのに、なぜうなぎかば焼きは価格上昇が続き、食パンは長続きしないのか。
というテーマでなかなか面白い。

しかしこの記事には欠点がある。
うなぎは「日本産うなぎの代替物がないから価格上昇が止まらない」としているが、実際には「競合する中国・台湾産のうなぎも価格上昇しているから」だ。
シラスウナギの不漁はアジア全域で起こっていることで、乱獲が原因でないかと推測されているぐらいだ。
しかも品質でいえば促成栽培の日本養殖品より中国の一年畜養の方がよい場合もある。パンはプライベートブランドによる薄利多売戦略をとる余地があり、うなぎにはそのルートが閉ざされているというのが現実だろう。