おおかみこども

のあめとゆきを見て来た。
子育てアニメだったんだな。道理で人気がそれなりにあるのに夏に薄い本が余りでなかったわけだ。

見た後にんじゃめな本舗の映画放談を眺めていたら、そうかいつも通りの浜村淳がエンドロールまで全部ラジオで話してくれていたんですね!
ありがとう!私に「ありがとう浜村淳です」を聞く習慣がなくて!

基本点にエピソードが順繰りに起こってきて段々と子供が育ち、姉は人として、弟は狼として独り立ちしていく話ではありますが、
人気があるのはなんでもないことのような子供の成長なんでしょうね。

トトロは絵本の世界ですが、あめとゆきはそんな超自然的存在が救済してくれる話ではないのでかなり現実的な対応をします。
特に台風の中、ゆきは師匠である山の主の狐が傷ついて死を迎えようとしているのを見て、すぐさま後を継いで山の主たる狼になろうと決意したり、
あめはかつて耳を狼の爪で切り裂いてしまった男の子と和解し成長していき、中学入学とともに寮に入って独立してしまう。
「まだあなたに何もしてあげられていない!」と叫ぶ母親の花のシーンが最も泣けるのではなかろうか。
とはいえ最近の子供は12歳どころか35歳のニート卒業年になっても親のスネをかじり続けたりしていますが。
「元気でしっかり生きて!」もいいセリフでしたね。「しっかり生きる」は私が今もよくわからない内容です。