帰国の日

といっても韓国2日め。
朝起きて着替えて布団を畳んでテレビを見ると韓国語だらけで辟易する。
NHKだけは日本語で安心。いや別にみたいわけではないが。それにしてもアニメまで韓国語で流れていると不快であることがわかる。読めないハングルだらけの街も好きになれない。これは読めれば違うのだろうが。

さて朝食も今日は旅行雑誌にのっていたこの海鮮粥の店にいこうぜ!というわけでいってくる。

こんなの。


美味しかったのだが、客は日本人ばかりでしかも日本価格。これはボラれている…雑誌に頼るとこういうことがあるという典型例だ。
昼は自分たちの足で歩いて焼肉店を探すことにした。

さて次に行ったのは景福宮である。
李氏朝鮮建国の際に建設された王宮である。確か16世紀に大火に遭った後、秀吉の朝鮮出兵の時も加藤清正達が入城する前に民衆の略奪で炎上した。
ちなみに奥に青瓦台がある為、奥の方だけ警戒が厳しい。ていうかもうすぐ任期の終わる韓国大統領に今何かしてやろうと企む人など普通いない。韓国大統領は在任期間が終わるともれなく逮捕されるか、逮捕を嫌って自殺するものだからである。
この運命から逃れたのは自分の後継者を大統領にできた金大中だけである。

さて日本語ガイドの人の案内で宮殿内を見て回る。なにやら建物に飾られている想像上の動物の話が多い。風水の話は興味ないのだが。
そしてなぜか珍重されている孫悟空。なんでだったかな。
あと役人が並ぶところに「正一品 正二品 正三品 正四品…と石碑が並んでいた。従一品とかがないのはなんでだっけな… 

11時になって入口のところで兵隊の閲兵を行うイベントが行われていたので見に行く。
敷地内の博物館もついでに見て回る。どうもいいたいことがよくわからない展示である。

12時ぐらいになると再び腹が減ってきたような気がしてきたので(歩き回っているからだろうが)、焼肉屋を探し始める。
大使館そばで従軍慰安婦の像があったが、なんと警官が警備していた。しかも像には寒いからと服を着せていた。
何がしたいんだろう?
確かに警備の人がいなければいつか卵でも投げつける人がでるだろうから危険かもしれない。

で、次に仁寺洞(インサドン)に向かう。ソウルにおける「京都のようなたたずまい」の場所らしい。違う気がするが。
問題は街の雰囲気を害していはいけないからか焼肉屋が見当たらない。困った!
とうとうインサドンを歩ききって大通りにでてさらに歩く。目に入るのはファーストフード店ばかり。困った…

大通りから路地を入ったところを眺めながら歩いていると…あった! どうみても牛(の絵)
というわけで苦節30分、ようやく肉にありつけた。


さすが安い韓国ウォン、これだけ食べても20,000ウォンぐらいだった。早く円安になーれ。(私の保有株的に)

その後慌ててタクシーで空港に向かい、金浦空港衣料品店や免税店で買い物したりする。
どうもお土産を買い終わっても残るウォン。小銭なんて使い道もない。札は…今度韓国に行くときに使えばいいか。
お土産に買ったのは職場用に韓流キャラのチョコレート、SSAにはただのチョコレート。とりあえず昨日DVDもかっておいたからよかろう。後は職場の先輩に頼まれた煙草。

帰りの飛行機。15:50発。やはりでてくる機内食。食えるか!
しかも考えてみれば乗り込んだのがソウルだから飯も韓国食。まずい。コチュジャンを使えと書いているが、もはやそういう問題ではない。肉とのギャップが激しいので諦めて残す。

17:50遂に羽田に帰国。入国審査・税関も即行で進んでいき、なんと10分後にはモノレールに乗っているという順調ぶり。
18:50には家にまで到着した。はやっ。

やはり羽田発着便の値段は高くても意味がある。

帰ってから買い物したりする余裕があるぐらいだったが、なんか一泊二日だったのに随分と時間がたったような気がする。
円高のうちに旅行すべきという人々の気持ちはよくわかったが、雑誌とかの情報を鵜呑みにするのはかなり問題がありそうだということも分かった。
あと今回みたいに「焼肉食うぜ!」ぐらいのはっきりした目的がある方がよさそう。