パプリカの続き

映画の中身は
こんな感じ。(いやこの人の基準でいいのかという話はおいておく)
確かに映像がすばらしい作品で、かつてBSアニメ夜話岡田斗司夫今敏監督の千年女優をさして「これはアニメでしかできない演出なんですよ!」と興奮して語っていたが(他にも転んで立ち上がるときの映像を例に挙げて語っていた)、実際その通りで画像の融合をCGや映像で表現するならば確かにアニメが向いている。
映像のすばらしさでは確かに今年のアニメでは一級品で、今年の劇場アニメではストーリーで魅せた時をかける少女に匹敵する。
年初にみた思い出したくもない…あれ?本当にわすれてしまった。タイムリープして見ていないことになっているなっているならよいが。
あっ思い出した。銀色の髪のアギト」が最初の10分の映像で力尽きてしまったのをみたときと随分違う。アギトのストーリーはナウシカもののけ千と千尋ハウルを足して4で割ったような話のはずがグダグダだったので、「ああ、ジブリって偉大なんだ!」と思わせてくれたものだ。


パプリカはむしろ逆で
「俺は宮崎も押井も嫌いなんだよ!」「ていうか、平沢進まんせー」
というなんというか「混沌の技巧家」
どちらかというとマニア向けなアニメを作る監督で映像美が世界的には受けるので世界的な評価は高めだが、国内では実のところ「よく分からない」ということであまり好まれていないようにも見える。欧米人の高評価は絶対なので決して貶めるようなことを言う人はいないが。
ちなみに事前にCMを見たときの感想。
「ああ、今敏監督の某ソープランドアニメですね!両親が豚になるんじゃなくてマッドサイエンティストが豚なんですね!」まぁ大きく外れてもいなかったのだが。
アニおたとして一番よいと思うところは「林原がえろいこと」ヒロインである夢の中のパプリカとリアルにいる千葉敦子との二役だが一番は「パプリカに腕を突っ込んで体内から敦子を取り出すところ」でしょうか。そうか!こういうプレイもありなんだ!という新たなる嗜好に目覚める人間が大量発生。もだえる林原声えろス。
あとはクライマックスの女の子が理事長を吸い込むところ。吸い込んで体内に取り込んで巨大化してしまう描写だが、むしろ咥えているように見える。そして巨大化美少女が裸でスクリーンを埋め尽くしてくれる。こうかくと違う作品のようだが。
ちなみにマッドサイエンティストの肥満体の声が古谷徹なのだが、体重65kg以上のキャラの声をやったことがないなどと言う今までの主役っぷりを誇示した上に「親父にもぶたれたことがないのに!」とかいっていいんですね?とノリノリだったらしい舞台挨拶は見たかった。声が高くて違和感があるんだけどね…


ちなみにアニおたの自分以外の評価では平沢進まんせー」いやー混沌の描写がまさに平沢。ベルセルク千年女優を思い出していただければ分かることだが、彼の音楽そのものが混沌なのでさらに混沌による不安感が高まることうけあい。ていうかエンディングの「白虎野の娘」を聞きながらスタッフロールを眺めているとそんなに不思議に思わないが、あの歌詞おかしいから!
ちなみに白虎野=ホワイトタイガーフィールド油田 ベトナム沖合の超深度掘削技術で開発された油田。原油マントル由来説に基づいて花崗岩地質を超深度掘削して湧出させた事例。ていうかwebでホワイトタイガーフィールド油田を検索すると、最後に行き着くのは石油メジャーと合衆国を誹謗する寄付してくださいというサイトなのはどうかとw いや 素で面白いけど。
思わず白虎野の娘をダウンロードして聞きまくったが、とりあえず週末にはCD買おうw