麻生祭り終了

麻生祭りはいきなり終了した。
前日ぶろこりが高値引けにならなかったことから既に崩壊はわかっていた。
ただ信用取引残高が拮抗しているGDHの動静や出来高の小さいまんだらけの動きは読みにくい。
今日もストップ高になるとGDHは少しつらいので仕方なく40株だけ買い注文を出しておく。
すると前日終値で買えてしまった。どうやら個人が嵌めこまれてしまっただけらしい。
この日中に処分することにしたが、32,000円の損失。
一方まんだらけはその出来高の小ささから他のアニメ・まんが関連株が下落に転じる中、まだ値がつかない状態であった。
この間隙をぬって寄り付きで売却。93,000円プラス。めでたい。

結局今回の麻生祭りは8万ほどの利益計上で終わった。めったにない祭りなのにもったいない…
この祭りは実はもう3回目で一回目は昨年の安部退陣時の後継争い。麻生の名前が上がったが、主流派がすぐに福田擁立で固めたので萌え関連銘柄は株価上昇後急落した。このときぶろこりがもっとも注目されたのはまだマーケットメイク銘柄であったことからストップ高がなかった為である。(ストップ安もなかったが)
二回目は麻生幹事長誕生時で、このときもぶろこりを中心として株価は急騰。しかし勢いは半日しか続かなかった。
幹事長では選挙の顔や後継者になりやすいとはいえ首相ではないので自分好みの政策は打ちにくいと見たのか、幹事長だとお祭りも盛り上がらなかったらしい。これが先月8月の話で私はこの後株価がまた元に戻るだろうと見て64円で指値をずっと入れていたらある日約定したというぐらい。
その後58円にまで下落したのでorz状態だったのが、この祭りで脱出できたというわけである。
こんなことならもっと仕込むのだった。
でも四回目と目される「麻生首相誕生!」は本当に祭りになるのだろうか?
次は祭りを起こそうとして失敗すると思う。今回麻生首相が誕生するならしこりがはけるほどの時間が残されていないことと、実際には麻生幹事長はアニメ保護の政策を持っていない為である。海外での著作権保護のための対策等を国家として後押しすることや国際的にネット社会においても著作権保護に向かわせるだけの労力を割くと思えないのである。
日本アニメは収益のほとんどを国内に依拠しており、収入はDVDの販売を収益源としている状態で、海外ではパッケージ販売はほとんど壊滅している。
ネット上で流れている為、DVDを買う動機がないのである。コレクターズアイテムとして定着させるには時間がかかる。
20年がかりで米国のミッキーマウス法なみの努力を払ってようやく成功するかどうか。


ちなみにちまたで仕手筋がこういうイベントを起こす事を狙って行っているという説があるが、実際にはそんな筋はほとんどいないと私は考えている。
というのもアニメ関連株はこのところ常に下落傾向であったため、買い集めても今回の上昇でプラスに転じるのは難しい。
仕掛けて成功するとしたら出来高も急増することが可能で、値幅も100円未満の株価の為に30円と広いぶろこりだけではないか?
まんだらけに至っては毎日の出来高は10株程度で170株程度の買い注文が入っただけで遂に値付かずになった。比例配分しようにも注文してきた証券会社の方が多かった為比例配分できなかったのである。
まんだらけは翌日もストップ高を目指して買い気配を上げていったが、他の銘柄で次々と下落に転じたのを見て買い注文が少しづつ減少し、最後には50数株が成行買として残り、私の1株は救われたのである。この日のまんだらけ株は単純な寄り天であった。おめでとー。


祭りは日経で以下のように報じられた。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/03/news086.html