キノたん萌え〜

本日はキノの旅劇場版の初日なので舞台挨拶をみてくる。

ちなみにこの映画はシネマとしまえんの単館上映の上上映は土日のみというなんだか見せたくないのかこの日程は!といった感じである。おそらくOVAを作ろうと考えたのだが、広告宣伝費を余り掛けたくないと考えて映画上映の体裁を整え、しかも大量に入ることもないから(そもそもWOWOWノンスクランブルでの放送作品の扱いはその程度)、単館上映にして書店で前売券を売って映画上映の事実のみを宣伝してもらうことで広告宣伝費を圧縮する。当然電撃文庫では「映画化!」とオビをつけておけば良いし、後でDVDで販売すれば元は取れる。そういったかんじではないだろーか。

けちをつけるのはこれくらいにして、実際この日は2回上映だけで、朝は11:00上映・上映後舞台挨拶、昼は13:00から舞台挨拶後上映となっていたのだが、さすがに朝10:40につくと「次回の13:00開始の分でしたらまだ空いておりますが」といわれてしまい、仕方なくそちらのチケットを貰ってしばらくくつろいでいるかな…とうろうろしていると5分後「只今をもちましてキノの旅の本日上映分は完売致しました。ご了承下さい」のアナウンスが。あぶなかったー。
目出度く席が取れたのでしばらくこんなこともあろうかと用意しておいた読み物である新聞と西尾維新の小説を読んで待機。小腹が空いてきたので近くのマクドナルドで食べたりしながら時間を待ち、入場前にグッズも買いこんで準備万端。

この映画さすが電撃文庫だけあって女性客が多い。でも読者層は中学〜高校生が多いと思っていたのにどうもそれ以上の方が多いように見える。ライトノベルでもヒネた小説だからなぁ…世界系というほどでもないがそんなものかもしれない。
舞台挨拶は実のところ声優さんを見にいったわけでは毛頭なかったので(そのため前田愛をみたのも初めてだった)、見ていたのはむしろ作者の時雨沢恵一である。普段の後書きの書き方からすると日常はひきこもりがちな風変わりな人物に違いないと想像していたのだが、想像通りの人物のように見えた。実際そうなのか、そう演技しているのか分からないが。
監督も「私はまだ通して見ていませんので見所をいうことはできませんが、いつもより小さいキノの仕草はかわいく作れたと思いますので見ていってください」などと面と向かってぬかしてくださるので萌えアニメと認識して鑑賞。

…全くその通りだ!(笑)
上映していたのは「コロシアム」と「とっておきの話」の2本であったわけだが(どちらも原作有り)
そもそもTVでも放映していたコロシアム(国王陛下のイカレっぷりが秀逸なアクション短編)
を再度流す必要がよく判らないのだけれど、「とっておきの話」はキノの初めての旅の話であり、あの髪型の由来の話である。原作からしてそもそも「萌え〜ごろごろごろ〜」とのた打ち回っていた気が。いや三重の頃だったのでそんなスペースはないな。正確には「くっはーっー!」とか言って悶えていたのだな。きっと。
キノたんがかわいかったから満足です。以上。