非上場会社としての欠点

 1)同族支配
 林原は典型的な同族企業の会社であり、社長の林原健氏は61年以来社長を務めておられる超ベテラン社長である。
 研究開発への特化は有名であったが、確かに製薬事業と大差ない事業構造ともいえるので、その事業の進め方に問題ありとはいえない。
 問題は金額の対価としての開発の成果がでていたか?ということであり、最近ヒットした製品がでていなかったことが経営悪化の問題の根源だろう。経営に対して冷徹さが足りていないようには思える。